あたたかくなりましたね。近所の紅梅はすでに散りましたが、白梅は満開です。
サクランボの木も見事に花をつけ、ミツバチが躍動しています。
3月になってから4冊ほど本を読みました。
「永遠のゼロ」は、声をあげて泣きました。
特攻に行く寸前、まさに神が下さった「蜘蛛の糸」を友に預け
散って逝った主人公の心情・・・。今思い出しても涙が出ます。
死ぬために戦うなんて、誰が望むでしょう。知覧や鹿屋基地に
ある、特攻の方々の手紙の行間には、平和な時代に生きる
我々には到底想像もできないような辛さ(そんな生易しい言葉では言い表せないと思いますが)
がしたためられているのですね。
「風に立つライオン」では、医師としての患者さんへの思いを
改めて考えさせられました。命を賭してまで心を通じ合おうとする
主人公の情熱、希望を失わぬよう心を配るその温かい純粋な気持ち
恋人や、周りの人たちへの細かい配慮。何度も涙を流しました。
私は歯科医師ですが、少しでもこの主人公に近づけるよう
患者さんの「心」をみつめて行きたい、そして、自分自身ができる範囲で
「オーケー、ダイジョーブ」と安心を届けられるような人になりたいです。